シンプルに考えるためのちょっとした道具

インプットとアウトプットに使っている道具とは

 

情報を整理し、アウトプットするためのツールは、人生後半戦を有意義に過ごすために欠かせない。

私も使っている3つのちょっとした道具を取り上げ、その活用方法を紹介してみよう。

 

Google Keep はスマホとPCで

Google Keepは、文字(テキスト)だけでなく、写真、画像、手書き、音声をメモとして残すことができるアプリである。

特に、スマホの画面をスクリーンショットしてKeepに貼り付ける方法は、調べた内容をそのまま保存できるため、非常に便利に使っている。

ただし、Keepはあくまでもメモアプリなので、溜め込みすぎると整理が大変になる。そのため、Keepで残したメモは、PCかタブレットで次の日までには整理するようにしている。

予め作成した分野別のラベルを付けてアーカイブするだけで、情報のインプットと整理にかかる手間と時間を大幅に短縮できるのも便利な機能だ。

 

Google カレンダー は情報を集約できる

Googleカレンダーは、スケジュール管理に優れたツールである。週単位や定期的な予定の把握が容易で、スマホとの連携により、一度の記入で済むのが大きな利点になっている。

また、カレンダーの予定には多くの記載欄があり、自由記載欄には長文を書くこともできる。他のアプリとの連携も可能で、後述のジャーナリングにも活用できる。

 

ジャーナリングはアウトプットの練習

ジャーナリングとは、いわゆる私的な日記とは異なり、考えついたことを広く記録する日記である。文字、文、図、絵、音声などを記録することで、情報の加工とアウトプットのトレーニングになる。

ジャーナリングのツールとしては、Googleカレンダーも活用することができる。入力するときに、終日の予定として自由欄に記録するのも一つの方法である。私も以前、この方法を行っていた。

iPhoneであれば、ジャーナルアプリを使うのもよい。画像、写真、音声、位置(地図)が記録できる他、振り返り機能(記入のアドバイス)もあるので、アウトプットの練習に最適である。

 

人生後半戦のインプットとアウトプット

 

人生後半戦になると、新聞やテレビから情報を得ることが多いと言われている。しかし、これらのメディアは情報をフィルターに通して偏って提供されるので、バランスの取れたインプットが難しくなる。

一方のアウトプットは、人生後半から仕事関係に偏りがちになり、高齢になるにつれて人間関係が希薄になる。そうなると自然と個人的な情報のアウトプットも少なくなる。

インプットされた情報が多くてもアウトプットをしないと、古い情報と新しい情報が同じレベルで頭の中に蓄積されてしまう。情報の更新ができずに固定化してしまう傾向が出てくる。

このような状態が続くと、新しい時代を受け入れることが難しくなり、社会全体の固定化につながる可能性が大きくなる。個人の認知症と同じように、やがて社会も柔軟性を失ってしまうかもしれない。

 

人生後半戦こそインプットよりアウトプット

人生後半戦を充実したものにするためには、情報のインプットとアウトプットのバランスを保つことが重要になる。実際にはアウトプットする機会が少なくなるので意識したほうがよい。

Google Keep、Googleカレンダー、ジャーナリングは、そのための強力な道具となるだろう。これらをまず使ってみて、次第に活用し、情報を扱うことが、これからの人生を豊かにする鍵となる、かもしれない。

 

Google Keep をスマホで使うなら、アンドロイドなら Play ストア から「keep」と検索し、「Google Keep – メモとリスト」をインストールする。
iPhoneなら App Store から「keep」と検索し、インストールする。アイコンはGoogle Keep
同じようにGoogle カレンダーもインストールできる。Google カレンダーのアイコンはGoogleカレンダー
ジャーナルはiPhone(iOS17)ので、アイコンはジャーナルKeepとカレンダーをPCで使うには、Google検索画面を表示させる。
右上のGoogle 検索 の赤枠をクリックすると表示される。
(要スクロール)まだ一度も使ったことのない人は、まず試して欲しい。
過去に使ったことがある人も、以前より機能が増えているかもしれないので確かめてみてはどうだろう。