人生後半戦の新しいライフスタイルとは(空間編)

人生後半戦の新しいライフスタイルとは(空間編)

「空間」は物体と物体の間に物理的な空間を示す以外に、実体のない仮想的な空間を示す場合もあります。身近な物理的空間は生活空間ですが、最も身近な空間は得られた情報から頭の中にイメージする仮想的な空間です。

 

物理的な生活空間は自宅の部屋から始まり、次に自宅全体であり、さらに広げると仕事・学校・買物などの外部空間になります。一方で実体のない情報空間の代表的な例はテレビですが、インターネットによる空間の広がりも無視できません。

 

私達の生活空間にはインドア(屋内)、アウトドア(屋外)、頭の中(仮想)という3つの空間が存在しています。

 

インドア生活の変化が社会を変える

インドア空間とアウトドア空間

 

蛇口を捻れば水が出る、今では当たり前になっている生活に欠かせない水道ですが、時代をさかのぼれば水を得るためには屋外にある共有の場まで行かなければなりませんでした。屋外に出ずに水を得られるような近代水道が日本で敷かれたのは1887年で、1960年代の高度成長期になって飛躍的に普及しました。

 

他にもあります。インドアで得られないものは買い物へ行くのが当たり前であり、現在でも買い物は実生活に欠かせません。昭和になるまでは新聞でさえ配達ではなく買いに行かなければならなかったのです。今では一般的なカラーテレビの普及が90%になったのも1970年代半ばです。

 

モノや情報だけではなくサービス(労働)に関しても変化しています。例えば主婦の家事労働を大幅に軽減し、現在では全自動だけではなく自ら判断するロボット化が進んでいます。また近年では家事労働の代行業も増え、モノ・情報・サービス(労働)までインドアに居ながらにして得られます。

 

インドアに居ながらにして生活できるようになると、社会生活もインドア中心になります。生活の変化は内向きになり物理的な活動空間が縮小されてきています。

 

移動手段の変化でアウトドア生活は変わる

 

アウトドアは自然の中で過ごすことではなく屋外での活動全般を意味します。基本的な屋外での移動は徒歩です。徒歩は費用がかかりませんが時間がかかり疲れます。時間と疲労を軽減するための移動手段の進歩はここで述べる必要はないくらい生活に浸透しています。社会生活を送るためには移動がなくなることはありません。

 

移動の範囲、すなわちインドアとアウトドアを含めた範囲が生活圏内となります。生活圏内より遠方に出かけるのは旅行や出張となります。生活圏から外に出るのは人口増加によるか、市場の拡大によります。まれにイデオロギーの拡大を目的することもありますが、それは生活とはかけ離れた理由です。移動能力が生活の変化に与える影響は計り知れません。

 

生活圏内の充実と生活圏の拡大にはバランスが必要です。拡大した生活圏は人口が減少すると縮小しなければなりません。そのときに生活の充実度は低下します。生活圏内の充実と生活圏の拡大にはバランスが必要です。バランスをとるためにはアウトドア空間をむやみに広げることを慎まなければなりません。

 

物理的な生活圏内での充実を望む人が多くなれば生活圏の拡大には限界があります。地球規模で考えれば人口が右肩上がりに増えている現状は危険な状態です。国の広さと人口の多さが国力の時代は過ぎ去ったのです。

 

生活習慣と社会慣習を変える

 

生活圏を縮小させずにインドアもアウトドアも充実させる方法があります。今までの生活習慣と社会慣習を自分スタイルに変えるのです。これら2つを変えた「新しいライフスタイル」が人生後半戦には必要です。新しいライフスタイルに変えるためには「知る>学ぶ>変える>変わる」という段階で進めていきます。

 

新しいライフスタイルを取り入れることで目に見えて変わるのがインドアとアウトドアの生活空間になります。自分の部屋、家、生活圏、移動手段、職場など、生活圏内のあらゆる習慣や慣習を見直してはどうでしょうか。見直しこそが「知る」なのです。

 

最初から変えようと思ったり、変えなければならないと考える必要はありません。まずは空間に存在するアイテムを1つずつ認識し、必要であればリストにして見直すのです。

 

もし知ること自体が面倒くさいと思ったらやめましょう。自分をとりまく空間を選んでいるのは自分自身です。私達は諸般の事情や条件の中で現在の空間を選んでいます。現在の自分を変えようと思ったら始めればよいのです。

(つづく)

 

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