SimpleWize

IMAGE

人生後半戦は シンプルに考え かしこく生きる

    閑話休題:令和6年度高齢社会白書「第一章 第一節 高齢化の状況」を読んで

    高齢社会は高齢化が進んだ社会で、高齢者のための社会ではない   高齢社会白書を読みだして10年以上経つ。2024年版と2014版年の「高齢化の推移と将来推計」の図を比較すると次のようになる。   2024年版 2014年版 (単位:万人) 2025年推計 2060年推計 2025年推計 2060年推計 総 人 口 12,012 9,615 12,066 8,674 65歳以上の […]

    令和6年版高齢社会白書を読み解く~高齢化の要因を深掘り、社会保障への重要な影響

    「令和6年版高齢社会白書を読み解く」と題して4回目を迎えました。今回は「第一章第一節 高齢化の状況」の高齢化の要因と高齢化の社会保障給付費に対する影響についてお話しします。 第1章 高齢化の状況 第1節 高齢化の状況 1 高齢化の現状と将来像 2 高齢化の国際的動向 3 家族と世帯 4 地域別に見た高齢化 5 高齢化の要因 6 高齢化の社会保障給付費に対する影響   令和6年版高齢社会白 […]

    令和6年版高齢社会白書を読み解く~国際比較、地域比較、高齢化の要因と影響

    高齢社会白書は、政府が国会に提出している年次報告書です。高齢化の状況や政府が講じた高齢社会対策の実施状況などについてまとめられています。 今回は、令和6年版高齢社会白書の第1章第1節「高齢化の状況」から、以下の項目について見ていきます。 2 高齢化の国際的動向 3 家族と世帯 4 地域別に見た高齢化 記事を読み解くにあたり、人口ピラミッドのボリュームゾーンと、グラフが表示する数量と変化率の違いの両 […]

    令和6年版高齢社会白書から課題を探る~高齢化率29.1%は通過点に過ぎない~

    令和6年版高齢社会白書(全体版)を読む前に   前回の記事でもお話ししましたが、近年の高齢社会白書はグラフが多用されており、視覚的にわかりやすくなっている一方で、誤解を生みかねない場合もあります。 例えば、冒頭のグラフは、元データが「令和5年4月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した『日本の将来推計人口』における出生中位・死亡中位仮定による推計結果」より作成されています。 国立社会保障 […]

    令和6年版高齢社会白書を読み解く~高齢化率29.1%だけが問題ではない

    「令和6年版高齢社会白書が公表されました   「令和6年版高齢社会白書」が6月21日に公表されました。毎年7月には高齢社会白書の記事を書くことにしています。今年は例年と比べて表記の仕方が変わっているところもあります。 視覚的にわかりやすくするために棒グラフと帯グラフが多様されていますので、グラフの見方について簡単に注意すべき事項からお話しします。 「高齢社会白書」がWeb上に公開されるよ […]

    人生後半戦をかしこく生きる ~ 未来志向の学びからシニアライフを考える

    前回は自分ごとを多く書きすぎたという反省から、今回は私の周辺で起きたことをお話ししてみたいと思う。 50歳を過ぎると周りの景色が急に変わる。40代が若く見え、自分の周りには年寄りが増えたように感じる。 50歳になっても、まだまだ若いと思っている人もいるが、年齢は変わるわけもなく、基準をどこに置くかという違いだけである。 体力では負けない、思考力もある、経験だってあると考えると、メディアなどではよく […]

    人生100年時代の実態(私の場合) ~ 「かしこく生きる」ための俯瞰力と柔軟性

    人生100年時代と聞いて、どのようなイメージが浮かぶだろうか?   人生100年時代とは、誰もが100歳まで生きる時代と思ったら大間違いである。2023年の人口は1億2435万2千人だが、100歳以上の人口は8万7千人で0.07%に過ぎない。 2022年の平均寿命は新型コロナ禍の影響もあり、2年連続で下回ったが、それでも男性81.0歳,、女性87.09年と高度成長期と比べて10歳以上は伸 […]

    人生後半戦に見直すべき3つの「かしこさ」~ 知性・理性・感性のリバランス

    今までに「かしこく生きる」について2つのことをお話してきました。 人生後半戦を「生ききる」とは ~ 人生の目的と生きがいを考え続けること 人生後半戦の「かしこさ」とは ~ 新しい視点から再考するために 今回は「3つのかしこさ」についてお話していきます。   「かしこさ」と頭のよさ   「かしこい」からイメージするのは頭の良さではないでしょうか。 同じ世代に使う場合と違う世代、例 […]

    人生後半戦の「かしこさ」とは ~ 新しい視点から再考するために

    前回の記事では、「人生後半戦を シンプルに考え かしこく生きる」という当ブログのテーマについて、特に「生きる」という観点から考えました。そこで浮かび上がったのは、「生ききる」ことの大切さです。 では、どうすれば「生ききる」ことができるのでしょうか。その鍵は、自分の人生の目的を見出し、それを常に考え続けることにあります。 今回お話しする「かしこさ」は、どのようにすれば「考え続けること」ができるかと密 […]

    人生後半戦を「生ききる」とは ~ 人生の目的と生きがいを考え続けること

      「かしこく生きる」と言うと、「かしこく」の方に注意を引いてしまいがちですが、まず「生きる」からお話ししたいと思います。 人生後半戦に感じる「生きる」は、人生前半戦とは違い、人生の終わりへの意識が高まります。単に残り時間が限られているということだけではなく、過去の人生経験が人生後半戦に大きく影響することは言うまでもありません。 人生の良し悪しは、人によって感じ方も違いますが、終わりよけ […]