人生後半を「かしこく生きる」ためには、自分の欲求を知る

    人間には「理性・感性・知性」が備わっています。その程度は人さまざまで、高低、強弱、深浅な度で表されます。「かしこく生きる」ためにも、「理性・感性・知性」が大きくかかわってきます。 人生後半に必要な「かしこさ」は、人生後半らしく生きるためのかしこさです。   人生後半には2つの「生きる」を真剣に考えなければならない   「生きる」には2つの意味があると言われています。1つは、生物 […]

    人生後半戦を「かしこく生きる」ためには生産性よりも有効性を重視

    高齢化率が29%を超え、超々高齢社会となった日本。1970年代にすでに高齢社会が進むと予測されていたにもかかわらず、根本的な対策が示されてきませんでした。   高齢社会に対して根本的な対策が行われなかったのは何故か   その理由は予測と現実のギャップです。過去の経験に基づく対策は、先送りや前例踏襲、責任回避が多く、対策を行うべきだった世代が今では高齢者になっています。 このまま […]

    人生後半戦を「かしこく生きる」ために必要なのは「独学・習慣・自律」の3つ

    シンプルワイズのテーマは、「人生後半戦は シンプルに考え かしこく生きる」です。今回は「かしこく生きる」ために必要な3つのこと、「独学・習慣・自律」についてお話しします。   独学にはメリットとデメリットがあるが、デメリットは解消できる   独学は「単独学習」の意味で、自分一人で学ぶことです。 集団教育とは違って、予め決められたカリキュラムや教材、スケジュールに縛られず、自分の […]

    「VUCAの時代」と重なる人生後半をどう生きるか

    いままさに「VUCAの時代」と呼ばれる現代において、人生後半を迎えていることは、坂道で背中を押されるようなものです。とても危険な状態というよりは、とても不安定な状態です。 VUCAの時代とは   「VUCA(ブーカ)」とは、もともとアメリカの軍事用語でした。1990年代にアメリカとソビエトとの冷戦が終わり、アメリカ軍が戦略を練るにあたって、世界の状態を表したアクロニム(頭文字をつなげた語 […]

    人生100年時代の生き方~人生後半のライフスタイルをシンプルワイズで考える

    人生を生まれてから死ぬまでとする考え方もありますが、死後でも人生が続くという考え方もあります。 かつては口頭による伝承で、文字がで発明されてからは書物によって、そして現代ではネットを用いて既に死んだ人について語られています。 「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」という故事成句があるように、人生は死んでからも、あたかも生きているかのように語られることがあります。 しかし、シンプルワイズでは、死 […]

    「シンプルに考える」ために人生後半でトレードオフしなければならないこと

    2023年11月人口推計(下欄参照)より筆者が作成   人生後半と人生後半戦の違いについては以前の記事でもお話ししました。人生後半とは人生100年時代においては50歳以降の人生を指します。これは100年の中間点である50歳を起点にした単純な区分です。 人生を80年と考えれば、人生後半は40歳が起点になります。人生後半の区分は、寿命によって変わるので何歳から人生後半になるかは人それぞれです […]

    「シンプルに考える」ときに重要なのは「選択・比較・時代」である

    本サイト(シンプルワイズ)のテーマは「人生後半戦は シンプルに考え かしこく生きる」ですが、いったいどこから手をつければよいのでしょうか。   「人生後半戦」を考えるには、自分や家族の現状と将来を考えなければなりませんし、また、現在の社会所状況を踏まえながら、未来の社会がどのようになるかを予測する必要があります。 「シンプルに考える」は、自分なりの「シンプル」と「考える」の定義を決め、対 […]

    人生後半になって「何によって覚えられたいか」を考えてみる

    前回は心筋梗塞になって、退院後の生き方を「余生」とは考えられず悩んでいた時に、古い本を手に取ったところまでをお話しした。 その本こそ2000年に上田惇生先生が編訳、上梓した「はじめて読むドラッカー【自己実現編】- プロフェッショナルの条件 - いかに成果をあげ、成長するか」だった。   04.かつての座右の書に目を通す   一時は座右の書として枕元に紙本を置き、Kindleに入 […]

    シンプルワイズへの道 ~ 病気になって考え始めた余生の過ごし方

    今年ほど同じ世代の多くの友人知人が亡くなった年はなかった。自分より上の世代では、団塊の世代の有名人も多く亡くなった。いよいよ本格的な世代交代がやってきたのかもしれない。 私自身も数年前に心筋梗塞を発症し、一命をとりとめたものの、いまだに再発の可能性を拭いきれない。昨年も心房細動を起こし、またもや救急外来(ER)に運ばれたのでなおさらだ。   01.突然、心臓が止まった   心筋 […]

    プロローグ(4):「かしこく生きる」ために ~ 感性・理性・知性のバランス

    13:「かしこく生きる」は「人生後半戦」と「シンプルに考える」の目的   人生後半になって私が一番恐れているのは「認知症」です。 認知症になると人が変わっようになります。感性も理性も認知症になる前とは変わり、人間性まで変わってしまいます。私は両親の介護を通して、認知症の恐ろしさよりも、為す術の無さに、虚無感で震えが走りました。(サイドストーリより)     人生後半の […]