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サイドストーリー

    閑話休題:令和6年度高齢社会白書「第一章 第一節 高齢化の状況」を読んで

    高齢社会は高齢化が進んだ社会で、高齢者のための社会ではない   高齢社会白書を読みだして10年以上経つ。2024年版と2014版年の「高齢化の推移と将来推計」の図を比較すると次のようになる。   2024年版 2014年版 (単位:万人) 2025年推計 2060年推計 2025年推計 2060年推計 総 人 口 12,012 9,615 12,066 8,674 65歳以上の […]

    人生後半戦をかしこく生きる ~ 未来志向の学びからシニアライフを考える

    前回は自分ごとを多く書きすぎたという反省から、今回は私の周辺で起きたことをお話ししてみたいと思う。 50歳を過ぎると周りの景色が急に変わる。40代が若く見え、自分の周りには年寄りが増えたように感じる。 50歳になっても、まだまだ若いと思っている人もいるが、年齢は変わるわけもなく、基準をどこに置くかという違いだけである。 体力では負けない、思考力もある、経験だってあると考えると、メディアなどではよく […]

    人生100年時代の実態(私の場合) ~ 「かしこく生きる」ための俯瞰力と柔軟性

    人生100年時代と聞いて、どのようなイメージが浮かぶだろうか?   人生100年時代とは、誰もが100歳まで生きる時代と思ったら大間違いである。2023年の人口は1億2435万2千人だが、100歳以上の人口は8万7千人で0.07%に過ぎない。 2022年の平均寿命は新型コロナ禍の影響もあり、2年連続で下回ったが、それでも男性81.0歳,、女性87.09年と高度成長期と比べて10歳以上は伸 […]

    最近、気になった数字! 「5」「51」「6578」「7」「40」

    高齢者の定義「5歳引き上げ」   「ウェルビーイング」「学びなおし」「リスキング」と、最近の耳触りのよい単語が並んでいる。なんのことはない、要するに、高齢者と呼ぶ基準を65歳から5歳引き上げて70歳にしようという話である。 これを年金受給年齢の引き上げに結びつける論調もあるがようだが、基準は数字であって、呼び方と一致しなくても問題はない。5歳刻みでなくても1歳刻みのようにの柔軟な基準設定 […]

    人生後半戦のライフスタイルを変える~公共交通とカーシェアとウォーキングで

    自家用車を手放した   人生後半戦を迎え、自家用車を手放して7年になる。 現在は、公共交通とカーシェアと徒歩で生活している。 自家用車を手放すには少なからず抵抗があった。 車検が切れるまでに結論を出すことにした。 車検までの3ヵ月の猶予期間に、自家用車のない生活をイメージしたが、どうもピンとこない。 最後は時間切れで、とりあえず車を処分し、自家用車のない生活に入った。   なん […]

    物価高の中で実質賃金の向上を図る~生活水準を上げるためには付加価値生産性が鍵

    実質賃金の向上に向けた取り組み   2024年4月から変わることがマスコミを中心にメディアを賑わしている。特に物価の上昇、端的に言うと値上がりが暮らしに影響する、それも悪影響を及ぼすというのだ。 確かに家計という意味での暮らしは、収入と支出で成り立っており、値上げは支出が増えることになる。支出が増えた分だけ収入も増えれば、実質的には収入が増えたことにはならない。 では支出より収入が増えた […]

    2045年、どんな人生を送っている? ~ 未来から逆算して、かしこく生きる

    2045年、あなたはどんな人生を送っているだろうか? 2045年、戦後100年を迎えた日本は、人口減少と高齢化がさらに進み、社会は大きく変貌を遂げているだろう。 あなたは、その変化の波に翻弄され、不安を抱えながら生きているだろうか? それとも、自らも変化を受け入れ、時代に合わせた人生を切り開いているだろうか? それとも… 不安な未来を生き抜くために 世界各国では権力闘争を伴う選挙が相次ぎ、同時に戦 […]

    AIで選挙を予測したらどうなるのだろうか?

    2024年は「選挙イヤー」と呼ばれているらしい   日本の政治も混乱してきたし、世界各国での選挙も盤石の政権維持の下で行われるわけではない。選挙が行われる前から結果が分かっている国もあれば、民主主義の証として形式だけの選挙が行われる国もある。 民主主義は多数決であるから、多勢に無勢の発想であれば質より量がまかり通ることになる。歴代内閣の支持率が50%に及ばず尻すぼみになることからも、量が […]

    正月に思う ~ 波乱の幕開け、昭和世代の訃報、されど連休11回!!

    新年早々、ビックリすることばかりの幕開けとなりました 人生後半ともなれば、なかなか家族そろって、親戚一同そろって新年を祝うということはなくなってきた。新型コロナで途絶えた慣習の一つに新年の挨拶まわりがある。今年もほとんどない。 それはそれで気遣いすることもなくよいのだが、それにしても静かな正月になるはずだった。ところが元日に能登半島地震、2日には羽田で航空機衝突事故ととんでもない新年の幕開とになっ […]

    人生後半になって「何によって覚えられたいか」を考えてみる

    前回は心筋梗塞になって、退院後の生き方を「余生」とは考えられず悩んでいた時に、古い本を手に取ったところまでをお話しした。 その本こそ2000年に上田惇生先生が編訳、上梓した「はじめて読むドラッカー【自己実現編】- プロフェッショナルの条件 - いかに成果をあげ、成長するか」だった。   04.かつての座右の書に目を通す   一時は座右の書として枕元に紙本を置き、Kindleに入 […]